千葉大学 博士課程教育リーディングプログラム:免疫システム調節治療学推進リーダー養成プログラム

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WHO/シャリテ医科大学研修を終えて (2014年2月13日ー同年2月23日) : 1期生 循環器内科学 岩花 東吾

今回、我々リーディング大学院学生はスイス・ジュネーブにあるWHO本部での研修およびドイツ・ベルリンでの日独シンポジウム、またシャリテ医科大学での予防医学および公衆衛生に関する冬期集中講義に参加するという貴重な機会を得ました。

なかでも興味を持ったのは、WHOでの日本人の方の活躍でした。そこで活躍されているのは医師だけではありません。発展途上国のみならず日本のような先進国でも特有の問題を抱えており、それらの問題に対して取り組んでおられました。結核をはじめとする感染症については、実情を把握することが何よりも重要であり、実際に現地に赴き大規模なサーベイランスを実施・指導したり、日本の皆保険制度をもとに各国の現状に合わせたシステムを検討したり、食品などに有害物質が混入するなどの問題が発生したときに調査を行ったり、と実に多彩でした。そして世界各国が抱える問題は常に変化しており、新たな枠組みでの取り組みが始まったりと、まだまだやらなければならないことはたくさんあるとのことでした。このような活躍は日本で学ぶのみでは知る機会がほとんどなく、よりglobalな視点で医療を考えるきっかけとなりました。

そして我々はベルリンへ移動し、日独シンポジウムに参加しました。日独シンポジウムは千葉大学,ベルリン公衆衛生大学院,シャリテ医科大学,在ドイツ日本国大使館およびベルリン日独センターが主催となり、予防医学を通した日独の連携を推進するためのシンポジウムであり、千葉大学からは予防医学センターの森千里先生が森鴎外の時代から始まる日本とドイツの医学に関する交流について講演されました。また、ドイツの先生からも歴史的背景を踏まえた公衆衛生学の発展に関する講演がありました。当時は日本よりもはるかに進んでおり、日本の医学がお手本としてきたドイツの医学の歴史は大変興味深く、そこに東西分裂などの時代背景も関与しており、大きく異なる視点から考えるきっかけとなりました。またベルリン市内を見学した際には、シャリテ医科大学の重厚な雰囲気や、森鴎外記念館ではドイツ人にとっての森鴎外の存在の重要さ感じ取ることができました。

今回の長期間にわたる研修を通して、日本で学ぶだけでは感じ取ることのできない、globalな視点での考え方、また英語を通じての国際交流の重要さなどについて学ぶことができました。大変貴重な機会となりました。

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