千葉大学 博士課程教育リーディングプログラム:免疫システム調節治療学推進リーダー養成プログラム

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米国ラ ホヤ研修リポート (2015年8月19日ー同年8月21日) : 2期生 薬効薬理学 清良 尚史

【研修要約】
今回の研修では、日本の製薬会社である田辺三菱製薬会社と協和発酵キリン株式会社、アメリカ発のベンチャー企業であるBioLegendのLa Jolla研究所を訪問した。
各研究所では、アメリカと日本における研究者の働き方や価値観の違いを学び、研究設備の見学をした。また最新の免疫研究や、今後製薬業界がどのように変化していくのかについて講義を受けた。その後、食事会を通して様々な研究者と交流を深めた。

SEIRA 1.jpg

Tanabe Research Laboratories U.S.A., Inc

【印象的な研修内容】
今回特に私の印象に残った内容は、研究内容の公表に対するアメリカ人と日本人の対応の違いである。具体的に日本では研究内容を表に出す時、限られた情報しか公開しないことが多い。しかしながら、アメリカでは可能な限り情報をオープンにし、他の研究グループと情報を共有し、共同研究をおこなうことで、研究の効率化を図っていた。もちろんオープンソースのデータを用いることは、データの信憑性に問題がある場合もある。しかしながら、彼等はそのリスクを他の研究グループと共有でき、尚且つ研究期間の短縮になることで生まれる利益の方が勝ると考えている。このような意識の差は、リスクよりも効率を重視しているからであり、日本では馴染みの無い価値観であったため、私にはとても興味深い内容であった。

Network(アメリカ V.S. 日本)

【研究活動への展開について】
今回の研修では、アメリカには自らの能力向上やキャリアアップのために様々な場所を渡り歩く研究者が多くいると感じた。またLa Jolla には様々な大学や企業の研究所が集まっているため、他分野の研究者との交流もおこないやすい環境が整っている。そのため自分の専門性を高めるだけでなく、新しい知識や技術を身につけるのに適した地域であると感じた。Ph.D.取得後、キャリアアップのために海外の大学や研究機関に留学する方が多い。私も卒業後は自分の能力向上のために留学を検討しており、日本とは異なる研究環境にあり、最先端研究に携われるアメリカは理想的な留学先であると思う。


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